私は、ずっと自分を否定していました。

「私は専業主婦だから。」
「私はママだから。」
「私は稼いでいないから。」

何をするにも、まず頭に浮かぶのは、
「私は〇〇だから…」
という言葉でした。

妻だから。
母親だから。
家族のために頑張らなきゃ。
ちゃんと家事をしなきゃ。
子どものことを一番に考えなきゃ。
自分のことは後でいい。

それが、私にとって当たり前になっていました。

今振り返ると、
私は「自分」という存在を失っていたんだと思います。

何かを決めるときも、
「私はどうしたい?」
ではなく、
「家族はどう思うかな?」
「これをしたら迷惑かな?」
「今は子どもがいるから無理。」
いつも自分より先に、周りのことを考えていました。
完全に他人軸で生きていたんです。


そしていつの間にか、
「自分がどうしたいのか」すら、分からなくなっていました。

そんな私を大きく変えてくれたのが、
ヨガとの出会いでした。

最初は、痩せたくてヨガを始めたんです。
身体を動かしたら痩せるかな。
運動不足も解消できるかな。
そんな軽い気持ちでした。

でも、ヨガに通うようになって、
少しずつ自分の身体と向き合う時間ができました。


呼吸をする。
身体を動かす。
自分の身体の感覚を感じる。
そして、静かに自分と向き合う。

そんな時間を過ごす中で、
私のヨガの師匠が、ある言葉をかけてくださいました。


「まずは、自分という存在を受け入れてあげて。」
その言葉が、当時の私の心に深く残りました。

「自分を受け入れる?」
最初は、よく分かりませんでした。

太っている自分。
自信がない自分。
何もできていないと思っている自分。
そんな自分を、どうやって受け入れたらいいんだろう。

でも、少しずつ分かってきたんです。
私は、
「痩せたら自分を好きになろう。」
と思っていた。

でも本当は、
痩せる前に、自分を大切にすることが必要だった。
ということに。

私は妻です。
そして、2人の子どもの母親です。
でも、
その前に私は、
一人の人間。

私にも、
やりたいことがあっていい。
好きなことがあっていい。
休んでもいい。
楽しんでもいい。
自分のために時間を使ってもいい。

「私はどうしたい?」
と、自分に聞いてもいい。
そんな当たり前のことを、私は忘れていたんです。

ヨガに通うようになって、
少しずつ変わっていきました。
「今日は何がしたい?」
「私は何が好きなんだろう?」
そんなことを考えるようになりました。
そして、少しずつ、
「自分がやりたいこと」
が見つかっていきました。
それは、私にとって大きな一歩でした。

不思議ですよね。
私は「痩せたい」と思ってヨガを始めたのに、
ヨガが教えてくれたのは、
「痩せ方」ではなく、「自分との向き合い方」でした。
自分を否定するのではなく、受け入れる。
自分を責めるのではなく、大切にする。
誰かのためだけに生きるのではなく、
自分の人生も、自分で選んでいい。
そこから少しずつ、
私の身体も、心も変わっていきました。


自分を大切にすることは、わがままじゃありません。
妻でも、
母でも、
仕事をしていても、していなくても、
その前に、
あなたは一人の大切な人です。

まずは、
「私はどうしたい?」
と、自分に聞いてあげてください。
それが、
自分を好きになるための最初の一歩になるかもしれません。

そして私にとって、
それがダイエットの本当のスタートでした。

次回は…
第8話「私が、なぜヨガを続けられたのか」

実は、私は美術大学出身    運動は好きでしたが
インストラクターというところからはかき離れた人でした

「痩せるために頑張って運動する」
と思っていた私が、
いつの間にかヨガが好きになり、
そして、それが今の仕事につながっていきました。
次回は、そんなお話を書きたいと思います。